2021-05-01から1ヶ月間の記事一覧

富裕層が男の子を買うシステムを創った理由③

精神科医の仕事を始め、もうひとつ、精神の具合が悪くなる人たちの理由を見つけた。時代のトレンドに合わない働き方をしていることである。時給1300円で10時間働くと日給13000円、それを週5日、月に20日働くと月給26万円手取り20万円とい…

富裕層が男の子を買うシステムを創った理由②

精神科医として働き始め、統合失調症や双極性障害など一部の「本格的精神疾患」は別にして、心の具合が悪いと訴え押し寄せる人々のほとんどは、昭和の(あるいはそれ以前からの)古い慣習や考え方に囚われているせいで、今の現実に適応不全を起こしているに…

富裕層が男の子を買うシステムを創った理由①

東京の娼年とは「富裕層が、その価値に相応しい金額を支払う男の子」でありホストとは全然違う。世界を席巻する経済ルール「資本主義」を正常に機能させるには、価値相応の価格設定と、その価格を素直に支払う顧客が必須である。しかし資本主義とは格差を拡…

娼年が稼ぎまくる理由①

いちばんの理由は顧客が全員富裕層だから。この1行で「なるほどな」とわかるレヴェルでないと、東京の娼年はちょっと、できないかもしれない。富裕層は商品やサービスの価値に対し、正当な値段を支払う習慣がついている人たち、と言える。さらにわかりやす…

娼年デビューへの道⑧

この春も、大物が続々デビューした。引退した山口君の秘蔵っ子、デブフクこと福ちゃんだ。彼は山口君が2年半かけて育ててきた山口君の後継者である。既に自分で事業を興し、その事業を拡大するため、材料工学を学ぶ目的でこの春大学生となった高校球児であ…

娼年デビューへの道⑦

娼年への面接で最も重視されるのが健全に成熟した自己肯定感であることは既に述べた。その理由もこれまでブログ内で10回以上説明している。高額で売れるために必須なのが自己肯定感であり、自分で興した事業(会社)が成功するも失敗するも自己肯定感次第…

娼年デビューへの道⑥

東京の娼年の男の子は原則「体育会大学生」もしくは「卒業生」である。(種目は問わない)なので皆鍛えるのが好きで、いい体をしている。いい体というのは美味しそうな体という意味でもある。「鍛えるのが好き」でないと娼年の仕事はできない。好きでなけれ…

娼年デビューへの道⑤

いざ娼年として仕事するようになると、それまでのような生活は出来なくなる。当たり前だ。顧客は高い金を支払っているのである。自分のやりたいようにやり散らかしてそれだけの金を稼ぐことができるというなら、生活保護システムなど不要になるというものだ…

娼年デビューへの道④

娼年の価値は「脳みそ」である。どんな脳みそか、いくつかの単語を当て嵌めるなら、アバンギャルド、エキセントリックなどが適切だろう。ググればわかる。普通じゃない。ということである。「普通」とか「ありふれた」とか「大多数」に価値がないのは資本主…

娼年デビューへの道③

娼年をやっていく上で絶対に見識を深めねばならないのが資本主義である。これについては徹底的に勉強してもらう。と言うより「自分から勉強しようという気になる」男の子でないと、1時間20万円30万円という数字にならない。何の準備なく行き当たりばっ…

娼年デビューへの道②

娼年の仕事をしたいと言う男の子の面接では、自己肯定感が健全に成熟しているか否かが先ず最初に判定される。この判定はそう難しくない。幾つかの質問にその男の子がどう答えるかで凡そ判定可能である。後は、裏付け確認を何度か繰り返すだけである。自己肯…

娼年デビューへの道①

富裕層に自分の価値を売り、相応の報酬を貰うのが仕事の娼年になるには、相応の報酬を貰うに足る価値を持っていないことには話にならない。では富裕層が高い金を払ってまで手に入れたいと思う価値とは何か。娼年の仕事で1時間20万円30万円以上の報酬を…

キミが一向に稼げない理由

あなたが何故稼げないか。行動しないからである。近年、出版される自己啓発本に必ず書かれるテーマがこれ。「行動しない」だから「何も手に入らない」という論理だ。当たり前である。行動しなければ1円だって手にはいらない。それでは何故行動しないか。ひ…

高額報酬を得ている者の共通点

何も知らない多くの人は、医者の給料がとんでもなく高いと思っているかもしれないが、それは飛んだ誤解である。医者の平均時給はたった1万。恐ろしいのはこの額は30年以上変わってないということだ。医師30年目の先生が医者になったばかりの頃、既に医…

体育会男が高値で売れる理由

体育会しかだめかというとそういう訳ではない。要はその男の子にわかりやすい資本主義的価値があればよい。資本主義的価値の中でとりわけわかりやすいものが体育会という人種という訳だ。価値というのは一朝一夕に身につくものではない。特に、高い価値や多…

増加する「息子が欲しい」というリクエスト

山口君が現役の頃から、富裕層の間では「息子が欲しい」というリクエストが急速に増え始め、いまだ天井が見えない状態である。彼ら富裕層が実子を育てていた頃と令和の今とでは、父子関係のトレンドがずいぶん様変わりしたことが理由のひとつになっている。…

令和のトレンド 賞味期限3ヶ月の恋愛

男女の出会いのワクワクが持続するのは最初3ヶ月とよく言われる。俗に言う惚けの時期だ。それを過ぎると誰でも、だんだん正気に戻ってきて、あれ、私、何してんだろ?ってことになる。目の前の男が急に色褪せてくるのだ。よくある話である。そしてそこから…

承認欲求を満たす道具としてのお金

なんでもいいから金が欲しい。金を儲けたい。そう言って娼年の面接を受けにくる病人が一定数いるが、娼年は健全さが売りである。だというのに、なんでもいいから金持ちになりたいというのは、いかにも歪んでおり、健全じゃ無い。精神科医に言わせれば病的で…

恋愛で身を滅ぼす女③

しかし、一応父に相談してみることにした。というのは、相談したらどういう回答が返ってくるか、する前にわかっていたからだ。他人のプライバシーに首を突っ込むんじゃない。必ずそう言われると判っていた。そしてやっぱりそう言われた。確かにそうよね。今…

恋愛で身を滅ぼす女②

サキが全国模試の成績優秀者の圏外になるなど、ありえないことだった。初めて男を好きになるまでは。得意の数学では開成や麻布の男の子を差し置いてトップをとったことも数回あるくらいの秀才だったのに。私は見るも無残に打ちひしがれた彼女を遠目に見て、…

恋愛で身を滅ぼす女①

高校時代の親友のひとり「サキ」がそういうタイプだった。恋愛することで具合が悪くなり、成績まで大きく落とす。しかもそれを東大受験のこれからって時にやってるから、親友として黙っていられなくなった。あんた何してんの。大事な時期に。そんな体たらく…

東京の娼年の使い方

娼年の男の子をどう使おうが客の勝手。では私はどうしているかと謂うと、いろんな子を摘み食いするようなことはしないね。ひとり決めたらその子だけを買い続ける。今は奥村君だけ。何してるかって、例のキャリア女性向けトレーニングの時間は別にして、基本…

東京の娼年システムの真相

近い知人には当時から告白していたが、私が「東京の娼年」システムを創った理由のひとつが、この「精子市場」を狙っていたからである。将来、精子が市場取引されるようになることはじゅうぶん予測できた。産婦人科にも友達がたくさんいたというのもあるが、…

普通がいちばんと言う狂気

人目他人の目を病的に気にすると、自分の判断による決定行動できない癖がついてしまう。ということは自分では何も、自信持って、判断決定できないということになる。そうなるとヒトの精神は間違いなく病む。病んで働けなくなるから貧困になるのは当然として…

今の怪し気が次の覇者

以前私の座右の銘として高須克弥氏の「今の怪しげが次の覇者」という言葉を紹介したことを覚えているだろうか。あの後、数人の知人から「刺さった」というメールが来た。そう。まともなら、刺さらなければおかしい。あの言葉にはそれくらいの真理が詰まって…

精子取引。

東京の娼年は「金を有効に使いたがっている」富裕層への、男の子のデリバリーシステムである。私が後期研修を終え、精神科医として働き始めた頃に創業したのでもう6年になる。これを始めた頃、未来の世界がコロナウィルスにより、こんな状況になるとは思い…

東京の娼年システムを創った理由⑩

富裕層の「精子が欲しい」という需要が急騰することも予想がついていた。彼らは既に「実の息子を生み、必要な教育を与え、成人させている」。巧く教育できたと高い自己評価を与えている。それだけに、少し時間が経つと「もう一度」という気になるのは、引退…

東京の娼年システムを創った理由⑧

奥村君の資本主義的才能は、人を巧く使う能力である。驚くことに奥村君の後輩は全員奥村君に何らかの忠誠を誓っている。精神科医の私からするとこれは極めて興味深いテーマである。コロナのせいで、奥村君とは山口君の時ほど直に会えていないが、それでもわ…

東京の娼年システムを創った理由⑦

山口君の顧客をそのまま奥村君が譲り受け、だからトップに立っているなどという検討外れなことを考える馬鹿は東京の少年にはひとりもいないはずだが、念のために書いておくと、山口君の顧客はひとり残らず山口男寮の後輩6人が分担することとなり、ひとりも…

東京の娼年システムを創った理由⑥

2021年年明け、1月の集計で4年間トップを独走していた山口君がついに首位を明け渡した。その男の子が奥村君である。奥村君は、コロナライフが始まった昨年4月、唐突に学生寮が閉鎖となり行く場所がなくなったところを山口君に拾われたラッキーボーイ…