娼年デビューへの道①

富裕層に自分の価値を売り、相応の報酬を貰うのが仕事の娼年になるには、相応の報酬を貰うに足る価値を持っていないことには話にならない。

では富裕層が高い金を払ってまで手に入れたいと思う価値とは何か。

娼年の仕事で1時間20万円30万円以上の報酬を得る男の子というのは「この部分」をよく理解している男の子たちである。富裕層が何を期待しているかがよくわかっている男の子たちである。

もちろん、富裕層と一口に言っても、それぞれ希望がある。そんなことは当たり前である。大事なのは「それぞれの希望」以前に、富裕層という種類の人たちのトレンドを敏感に探知するアンテナ(脳みそ)を持っているかどうかである。

富裕層が望む価値を探り当て、男の子それぞれが持っている能力、スキル、性質などの集合体から、それに見合うものを上手く作り上げ、提供する。

娼年の仕事をざっくり、そしてシンプルに説明するとこういうことである。受験勉強の勝組である東大生だからといって、娼年として稼げるかというとそれはわからない。しかし、日本一の称号を獲得するレベルの学生となると、本人が思うより(本人は、ウエーむずい!と思っている割には)容易く価値を作り上げ、提供することが、現実にできている。

実は、その男の子が稼げる男の子か否かは、最初の面接でほぼ決まってしまう。というのは、ちょっと手を加えさえすれば必ず稼げるだろうと思われる男の子しか合格させていないからである。