娼年デビューへの道⑤

いざ娼年として仕事するようになると、それまでのような生活は出来なくなる。

当たり前だ。顧客は高い金を支払っているのである。自分のやりたいようにやり散らかしてそれだけの金を稼ぐことができるというなら、生活保護システムなど不要になるというものだろう。

ラグビー部だろうが柔道部だろうが、タイムマネジメントができなければ、娼年の仕事はできない。つまり、時間を能動的にコントロールできる男の子でないとこの仕事はできない。

タイムマネジメントできる男の子は仮に1年生でも、寮生活をしていても、上手に客と会う時間を作ることができる。必要なら上級生やキャプテンに金を渡すなどして、上手に時間を作る。お抱えの柔道整復師接骨院)がいる富裕層は珍しくないので、接骨院行ってきますと言って抜け出してくる男の子もいる。こんなのはほんの一例で、稼ぐ男の子は実に巧妙な方法で量を抜け出してくる。逆に言えばそれくらいできないようでは1時間20万30万円と稼ぐなど無理である。

したがって、原則、チームのキャプテン(主将)は客と直接会って稼ぐ稼ぎ方はできない。何故なら、主将の仕事は金を稼ぐことではなく、所属チームや自身を優勝に導くことだからである。その代わり、他の稼ぎ方で主将としての責務に支障のない形で稼いでいる男の子はいくらでもいる。今はインターネットでいくらでも稼げる時代である。