体育会の生きのいい精子を欲しがる富裕層

山口君のみならず、優秀な体育会男子の精子つまり遺伝子を欲しがる顧客は着実に増えている。富裕層ではそんな感覚だ。わざわざスカウトマンを雇い、競技場でスカウトさせ話を持ちこみ、大金を握らせるという話もちらほら聞く。

私の身近にも戦略的に優秀な精子を手に入れ、妊娠出産を成し遂げた人がいる。

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代理出産などという面倒な形式をとらないので、法律的問題は生じない。あとは金を払う側の希望を男の子が理解し、契約書にサインするだけだ。

もしかしたらもう随分昔から、やる人はやっていたのではないかとすら思う。何故なら、方法論はそう難しくないからだ。

インターネットが普及し、私たちは、本来知り合えるはずのない人と知り合えるようになった。おかげで憧れの有名人やスポーツ選手の精子を手に入れることが可能になったのだ。

貧困家庭に生まれ、まだ才能の芽が出ないうちに、経済的な理由でそのスポーツを続けることができなくなった学生にとって、自分の才能や能力、スキル、性質や特性の詰まった精子を売り、手にした大金で自分の夢を掴むことができる時代になったのだ。

価値観の多様化というフレーズが世に拡がりはじめて久しいが、この件こそ、まさに多様な価値観のひとつの表れであり、他人がとやかく口を挟むことではない。