デリバリーで来て欲しい男

都合よく遊べる男って、実はなかなかいないもの。今の20代30代は受身世代。自分からガツガツ行くタイプがきわめて少ない。だからつまらない。

ガツガツと言っても「やらせて」だの「会いたい」だの、禁止ワードを平気で使う男は論外。女の方からエッチしたいと言わせるような価値を持つ男じゃないと、デリバリーされても困る。つまりデリバリーされ得る男の子というのは、そもそも全男の子の中でも少数派。だから価値が高い。これは資本主義のルール。

富裕層の女が夜寝る前の1時間か2時間を一緒に過ごしたいと思う男の子がどういう男の子かを考えようともしない男は無理。自分のやりたいようにやって大金が支払われるなどということは絶対にない。

例えば山口君が何故あれほど高額だったか。

それは彼が生粋の男の子だったから。他人の目を気にせず、言いたいことを言い、やりたいことをやり、世間の評価とか、古い価値観とかに縛られることに強く抵抗する男の子だったから。

普通、女の子の前では使用しないワード、例えば「シコる」とか「せんずり」を、恥ずかしがることなく、躊躇うことすらせず、さらっと使ってしまう悪気の無さや気の使わなさが彼の魅力だったわ。

妙に気を使って自分の考えや意見を言わない、通さない男ばっかり増える中、間違いなく山口君みたいな男の子は少数派で、だから高い価値がつけられるのだと思っている。