最初の山口君の子どもを育てるのは私

ジーンワルツという小説や映画が世に出て来たのは、未来図じゃなく、多くの人に知られていないけれども、とうに現実に起こっていることだからである。自分の望む遺伝子を自分の血脈に取り込むことのできる技術はとっくにできている。それを阻む昭和の価値観や、錆びついたイデオロギー、口先だけのモラル、、そういう自分勝手で不安マネジメントが下手くそな連中の、創造力に欠けた圧力に負けるな。あの小説や映画はそういうメッセージだと思う。

山口君のお父さんに子育て、頼んじゃおうかな、、。やっぱり山口君と同じ感じの幼稚園児、小学生を育てたいわ。

大変すよ。わんぱくすぎて。やっぱり母親より父親が大事です。強い父親が。自分がなるしかないじゃないっすか。結婚します?おれと。

あーそう言う言い方する時は本気じゃないね。私わかるんだ山口君の頭ん中。もう4年も一緒にいるんだよ。しかも私精神科医だし。

お見通しすね。結婚は冗談です。でもおれが育てるっていうのは現実的っすよ。できれば自分の精子で生まれた子は、小学校くらいまではおれが育てたいですもん。そっから先は他の人でもソコソコやれるかもしれないですけど、最初の部分は自分じゃなきゃだめっすね!


そういうことを妄想するだけでわくわくしてくる。どうしよう、溺愛しちゃう、、。

「まんまのおれ」をレイさんは知ってますからね。おれとレイさんで10人くらいは育てられますよ。なんならマサヒロもいるし。マサヒロの精子もいいと思いますよ。兄弟にすると上手く行くんじゃないですか。